こんにちは、みさです。
私はうつ状態の時に、インターネットで「うつ病 過ごし方」「うつ病 」などを検索していました。
何か不調があったり、心配なことがあったりするとすぐネットで調べてしまう現代っ子なもので。(心配性なだけ)
うつ病に関して調べてみると、治すためには規則正しい生活、充分な休息、ストレスを減らすなどが出てきます。
その中に、「旅行に行く」というのが書いてあるサイトもいくつかありました。
しかし一方で、「うつ病で会社を休んでいる部下が、旅行になんぞ行っている」という悩みというか不満が書いてあるものもあります。
確かに、休みをもらって他の人に負担もかけている中で、楽しい旅行に行くのはどうなのか?と思いもしました。
ですが私は、「旅行に行こう」という体力や気持ちが少しでもあるなら、うつ病の人には旅行に行って欲しいなと思います。
というわけで今日は、うつ状態で旅行に行った私が考える、うつの人こそ旅行にいくべきだと思う理由をお話ししたいと思います。
ちなみにうつ状態で行った旅行の話はこちら
ikiterudakede-marumouke.hatenablog.com
ikiterudakede-marumouke.hatenablog.com
それではいきます。
理由その1 世界を広げる
うつ状態の時って、めちゃめちゃ世界が狭いです。
まず日常生活を送ることで精一杯なので、それプラスαの仕事や遊びにまで気持ちも体力も回りません。
しかし、少しずつ体調が良くなってくるとそのような状態を少し抜け出し、「~したい」という気持ちが湧いてくるようになると思います。
この気持ちが現れるようになったら、確実に前に進んでいる証拠なので、自分を褒めてあげて下さいね。
このような気持ちが出てきたら、ぜひ気持ちの赴くままに行動してほしいです。
せっかく前に進めたのだから。
もし、「~したい」という気持ちが「旅行に行きたい」に繋がったら、ぜひ近くでもいいので出かけてみましょう。
旅行に行くと、意図しなくても様々な人に出会います。
電車に乗っている人たち、ご飯屋さんの店主、宿のオーナーなどなど。
日常生活の中では会えないようなタイプの人に出会えます。
そうすると、
「こんな生き方をしている人がいるんだ」
「こんな考え方もあるんだ」
と、今まで自分が過ごしていた世界を広げることができます。
自分の世界が広がると、
「~じゃなきゃいけない」
といった縛りがなくなったりします。
そうすると、もっと自分が生きやすくなります。
旅は世界を広げるのにもってこいです。
理由その2 悩む時間を減らす
私の好きな考え方に、
「ネガティブの反対はポジティブじゃなくて”没頭”だ」
というものがあります。
実はこれ、オードリーの若林の著書『社会人大学人見知り学部卒業見込み』という本に書いてあった1文です。
完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込 (角川文庫) [ 若林 正恭 ]
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うつの時はとくに、ポジティブに考えるということは難しい、というか出来ないです。
もう思考回路が、病気のせいでネガティブにしか考えられないようになってしまいますからね。
だからといって、諦めてずっとネガティブな気持ちでいるのも身体にも心にも良くないし、しんどいです。
そこで、無理にポジティブに考えるのではなく、何かに没頭することによって、思考する時間を減らしましょう。
旅行に行くと、目的地まで行くために道を調べながら歩き回ったり、その土地の景色や食べ物に夢中になったりと、没頭するための材料が溢れています。
実際私が旅行に行った時も、もちろんネガティブな気持ちになることもありましたが、家にいる時よりもネガティブな気持ちになる時間は少なかったです。
没頭の手段として、おすすめです(^^)
うつだって旅に出たっていいじゃない!!
以上、うつの人こそ旅に出るべき理由のお話でした。
だんだんうつに対する理解が広まってきたとはいえ、未だに
「うつなんだから~するな」
「~できるんだからうつじゃない」
など心無いことを言う人がいます。
でも、うつの人が「~したい」という気持ちになれるって、それだけですごい前に進んでいるのでその気持ちを潰してほしくないなと私は思います。
もちろん、旅に出たとしても、SNSに上げるのはアウトだと私は思います。
それを見た職場の人の気持ちを考えれば、良い気持ちはしないですもんね。
でも、うつの時に旅行に行くこと自体は悪いことではなく、むしろ良いことだと思います。
せっかく出てきた「~したい」という気持ちを、ぜひ大切にしてあげて下さいね(^^)