僕は橋本と旅に出る

僕は橋本と旅に出る

~旅を夢見る橋本病患者の闘病日記~

橋本病を告白した、ジジ・ハディッドからのメッセージ

こんにちは、みさです。

 

最近また、眠気が酷く午前中は寝てばかりです・・・

1日が短くなるのが嫌で、出来るだけ起きていたいのですが、病的な眠さには抗えず(*_*)

なるようにしかできないので、最近は諦めて昼寝(というより、ブランチ寝?)をしています。

 

昨日、LINEニュースを始めとした様々なサイトで、

「ジジ・ハディッドが橋本病を告白」

という記事を見ました。

皆さんもご覧になったでしょうか?

今日は、その記事を読んで感じたことをお話ししたいと思います。

 

 

 

「ありがとう」

記事を読んで、まず感じたことです。

 

スーパーモデルである彼女が、持病を告白することは、かなり覚悟がいることだと思います。

場合によっては、病気ならこの仕事は任せられないと思われて、仕事の幅が狭まってしまう可能性だってなくはないだろうし、アンチの人達には叩く理由として利用されてしまうこともあるかと思います。

 

それでもこの病気を、発信力がある彼女が公表することによって、私のように橋本病で苦しんでいる多くの人が、「ありがとう」と感じたことだと思います。

 

 

この病気は、見た目には分かりづらい病気です。

私も実際、病気の症状がまだ辛い時に、親戚や職場の人に会った時、

「元気そうでよかった」

と口々に言われました。

 

本当は、倦怠感により身体が重く、記憶障害で覚えも悪く、気持ちも沈んで前向きに物事を捉えることは出来ない状態だったのですが、見た目にそれは分からなかったようです。

 

確かに、血が出ていたり、骨折して包帯が巻かれているなど様子が目に見えるわけではないし、死に直結する病気でもないし、周知されていて、治療法も辛さもみんなが想像できるものでもありません。

 

 

 

多くの人に知ってもらうことで、救われる人がいる

もし、橋本病のことを知らないで、倦怠感で悩む橋本病患者に接した人はこう感じてしまうかもしれません。

 

「この人はなんて怠け者なんだろう」

 

 

私も最初の頃は、自分のことを「怠け者だ」と責め続けました。

倦怠感が強く朝は起き上がれない、休みの日も布団から出られず家事もろくに出来ない、仕事の覚えが悪く、髪の毛を洗うことすら億劫で、日中でも眠気が酷く寝てばかり・・・

 

確かにこれだけ聞いたら怠け者かもしれません。

けれど、橋本病ってこういう症状がでる病気なんです。

 

どんなに頑張って動こうと思っても、身体の代謝が落ちているため動けないし眠気も酷い。「怠け者」になってしまったと自分を責め続けることで、うつ状態に陥ってしまう。

 

症状が目に見えない病気は、きっと橋本病だけに限らずたくさんあると思います。

目に見えないことで、1人で抱え込んで苦しい思いをしている人もたくさんいるのだと思います。

 

 

 

「もっと他の人に共感する気持ちを持って」

ジジ・ハディッドが、この告白を通じて多くの人に伝えたメッセージです。

 

これは、決して簡単なことではないと思います。

目に見えないところまで、想像をして他の人を気遣うことはなかなか一朝一夕に身につけられないことです。

 

橋本病になって、このことの大切さを身に染みて実感した私も、まだまだ出来ていないし、反省することも多いです。

 

けれど、このことをいつも忘れずに心に留めておくだけで、きっと目に見えない苦しみを抱えている人を救うことができると思います。

 

どうか、1人でも多くの人にこのメッセージが届き、橋本病の人を始め、目に見えない苦しみを抱えている多くの人が救われますように。

 

 

 

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【愛媛にて】

 


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