【最終更新:2020/07/23】
こんにちは、みさです。
最近は、体調が安定してきて、疲れを感じにくくなりました!
なので、そろそろ脱ニートをしなければと考えています。
私は橋本病になって、仕事を辞めました。
症状が仕事に大きな影響を及ぼしていたので、仕事をしながらの治療は会社にも迷惑がかかるし、なにより自分が耐えられないと思い、辞める決断をしました。
そこで今日は、仕事に影響する橋本病の症状についてお話ししたいと思います。
1.物事が覚えられない
私は、新入社員である社会人1年目の年に橋本病を発症しました。
そのため、仕事のことは何もわからないので、覚えなければいけないことが山ほどあるのは当然の状況でした。
仕事の間だけでは覚えきれないので、土日にノートにまとめて覚えるようにしていました。
それでもなかなか覚えられなくて、つまらないミスばかりしていました。
「最初は誰だってミスするものだし、間違えることで覚えられるから」
と、先輩にはよく励ましてもらっていました。
しかし、頑張っていれば、徐々にミスは減るはずなのに、月日が経つにつれ私のミスは増える一方。
酷い時には言われた傍から忘れてしまい、「すみませんが、もう一度お願いします。」と聞きなおすこともありました。
「覚えられない。どうしよう。」と常に不安を感じるようになり、ビクビクしながら仕事をしていました。
「物事が覚えられないこと」が病気の症状だとは思いもせず、 覚えが悪い自分を責め続けてしまっていました。
2.朝起きられない
私は遅刻はしないで済みましたが、朝起きるのは本当に辛かったです。
正確には、「起きるのが辛い」のではなく、「起き上がるのが辛い」でした。
目は覚めて「起きる」のですが、胸のあたりが重く、身体はむくんで動きづらく、「起き上がれない」のです。
これを経験してから、朝起きられない子どもや、よく遅刻する人を一概に責められないなと思うようになりました。
単純に朝が苦手だという人もいるとは思いますが、私のように起きたくても病気の症状のため起き上がれない人もいるのだと知ったからです。
病気が悪化してからは、午後出勤の短時間勤務にしてもらったので、朝起き上がれなくても焦ることはなくなりましたが、それまでは遅刻しないように起き上がらなきゃと焦ることも多かったです。
それもまたストレスでしたね。
起き上がれない時間は、病気の悪化と比例して、10分だったのが30分、1時間とどんどん伸びていきました。
なので、目覚ましをかける時間はどんどん早くなっていきました。
3.やる気が出ない
これだけ見ると、「何甘えたこと言ってんだ!」って感じですが、これも橋本病の症状の1つです。
うつ病になったことのある方も経験があるかと思いますが、これって言葉以上に辛い状態です。
「歯を磨く」「お風呂に入る」「ご飯を食べる」
こんな些細なことだって、すべてやる気がないとできないことだなんて、病気にならなければ分かりませんでした。
日常生活でさえまともに送れないのに、仕事なんてもってのほかです。
上記で、「覚えられない」記憶力低下についてお話ししましたが、やる気がなくなるにつれ、覚える努力をする元気もなくなるので、よりミスが増えました。
最後のほうは、ただ生活をするだけで精一杯だったので、怒られても反省するというよりも、感情なくただ謝るということしかできなくなりました。
ダメ社員にも理由があるかもしれない
以上、仕事に影響する橋本病の症状についてでした。
私は、橋本病になり上記の症状に悩まされていました。
しかし、これらの症状って橋本病だけでなく、うつ病や自律神経失調症などの精神疾患や、朝起きられないのは糖尿病などの症状でもあります。
病気になって知ることができたのは、
「目に見えないだけで、みんな何かしら抱えている」
ということです。
「物事が覚えられない」「朝起きられない」「やる気がない」
これだけ見たらとんだダメ社員だと思いますよね。
けれど、もしかしたらその人は自分ではどうしようもできない理由で苦しんでいるのかもしれません。
ただ、「出来ないこと」に目を向けるのではなく、もしかしたらその裏にあるかもしれない理由を考えるようにしてみてください。
そうすることで、大切な関係を壊さなくて済んだり、より人との暖かいつながりを作ることができるのではないかと思います。
また、これらの症状に心当たりがあって、「何て自分はダメ社員なんだろう」と思っている人は、どうか自分を責め過ぎないでください。
どうしても自分の事だと、キツく責めてしまいますが、他人に優しくするように、自分にも優しくしてあげてください。
優しい繋がりが増えますように(*^^*)