【最終更新:2020/07/16】
こんにちは、みさです。
この記事を読んでいる方の中に、
・強い倦怠感
・無気力でうつっぽい
・物忘れが多くなる
などの症状があるかたはいますか?
もし、このような症状があって心療内科や精神科に通っているのに一向によくならないという方には、ぜひ1度甲状腺の血液検査を受けてみてほしいです。
なぜなら、これらの症状はうつ病の症状の一部でもありますが、実は橋本病という甲状腺の病気の症状でもあるからです。
今日は、うつ病と誤診されることも多い、橋本病についてお話ししたいと思います。
橋本病(甲状腺機能低下症)とは?
病院でもらった資料によると、
”橋本病(甲状腺機能低下症)とは、甲状腺にリンパ球が浸潤し、甲状腺に障害を与える自己抗体(TgAb抗体、抗TPO抗体)が出現します。その結果、甲状腺細胞が炎症・破壊される疾患です。”
と説明されています。
つまり、自分の中にある抗体が、なんらかの原因で誤って自分の甲状腺を攻撃してしまうことにより、甲状腺が炎症・破壊され、機能しなくなってしまう病気だということです。
ちなみに、甲状腺とは喉にある蝶々のような形をした小さな臓器のことです。
橋本病(甲状腺機能低下症)の症状
橋本病(甲状腺機能低下症)の症状としては、
・強い倦怠感
・息切れ
・寒がり
・むくみやすい
・無気力でうつっぽい
・物忘れが多くなる
・便秘
・筋力の低下
などがあります。
これらの症状を見て、
「私も僕も当てはまるわ!!」
そう感じる人が多いと思います。
だからこそ、私は少しでも
「疲れが取れないな」
「気持ちが沈むな」
「むくみが酷いな」
そう思った人達に、甲状腺の検査を受けてほしいと思っています。
特に、長年うつ病と診断され治療をしているのになかなか良くならない人には、ぜひ受けてほしいです。
なぜなら私がそれで苦しんだ1人だからです。
ずっと原因不明の強い倦怠感と気分の落ち込みに悩み、「うつ病なのかな・・・?」と思い、心療内科に行きましたが全然よくなりませんでした。
社会人になり、少ししてから再び気分の落ち込みに悩んでいた時、血液検査で原因を調べている心療内科を知り、そこで検査をしました。
そこでやっと、橋本病であることがわかりました。
1番初めにうつっぽい症状が出てから、およそ3年の月日が経っていました。
それまでは、抗不安薬などを処方されていましたが一向によくなりませんでした。
現在は、橋本病による甲状腺機能低下症ということで、投薬治療をしているので、少しずつですが体調が回復してきています(^^)
なにより、うつっぽさが改善され、どう頑張ってもやる気が出ず、強い不安感に押しつぶされそうになっていたのがなくなったことが大きな進歩です!
おわりに
甲状腺の病気を見つけるためには、普通の血液検査の項目では足りません。
私自身、会社の健康診断や、貧血のために定期的に受けていた血液検査では気づくことはできませんでした。
なので、
「うつっぽいな」
「疲れが取れないな」
「怠け者みたいで自分が嫌になる」
そのように悩んでいる人たちが、甲状腺に関する血液検査を受けて、
適切な治療により回復出来るようになったらいいなと願っています。
私も、橋本病とうまく付き合えるようになって、この病気になってもアクティブな毎日を送って、旅に出られるようになるんだ!と思ってもらえるように頑張ります!!